歯垢(しこう)のお話

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です!

この記事では、歯垢(しこう)についてお話していきます。

■歯垢(しこう)ってなに?

歯垢(しこう)は別名プラークとも呼ばれ、虫歯の原因になる歯の汚れのことをいいます。飲食物の食べかすだと認識している人も多いかもしれませんが食べかすとは全く別物です。噛み砕かれた飲食物が歯やの隙間やお口の中に残っているものを食べかすという一方で、プラークは、お口の中にいる細菌が歯の表面に付着して増殖した、代謝物と細菌の塊です。

 

細菌は通常肉眼では見られないほどとても小さなものですが、プラークは白色や黄白色のネバネバした物質となり、肉眼でも見られるようになります。通常肉眼で確認できないはずの細菌が肉眼でも確認できるようになるので、かなりの細菌の量が固まっているということになります。

■歯垢はうがいでは落とせない!

歯垢は歯の表面にしつこく付着しているため、うがいをするだけでは取り除くことはできません。歯ブラシを使って丁寧に正しい方法で除去する必要があります。特に、歯間部や奥歯、歯ぐき(歯肉)との境目などは、歯垢が付着しやすく、歯ブラシの毛先も届きにくいため、歯間ブラシやデンタルフロスなどを活用するのがおすすめです。

歯垢は歯に近い色をしているため、しっかり落とせていなくても落とせているように感じてしまうことがあります。磨き残しがあるとそのままどんどんプラークが形成されていくので要注意です。磨き残しのチェックは、歯垢に色がつく「染め出し液」などを使用すると良いでしょう。何よりも大切なのは毎日のセルフケアです。歯ブラシの正しい方法が知りたい方は、歯科医院でブラッシング指導を受けるのもおすすめです。

■最後に

歯垢を放置してしまうとやがて歯石になり、歯磨きなどのセルフケアだけでは除去できなくなります。歯石になってしまう前に歯垢の段階でしっかり綺麗にしておきましょう。次の記事では歯石について解説します。

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