レントゲン写真で何が見える?

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。

歯科医院にいくと、まず治療の前にお口の中を診てレントゲン写真を撮影するという経験が多いと思いますが、歯科用レントゲン写真では一体どんなことがわかるのでしょうか?

この記事では、歯科医院で撮影するレントゲン写真でわかることを解説します。

■見えている場所だけにトラブルがあるわけじゃない!

歯茎が腫れていたり、歯の表面が黒くなっていたり、歯が欠けていたりと、診てわかるトラブルももちろんありますが、口腔内の疾患は、肉眼で直接肉見ることはできない場所で起きていることがほとんどだといわれています。特に歯と歯の間や歯と歯茎の間、詰め物や被せ物で治療した下など、目視では確認できないところにこそトラブルは起こりやすいのです。そんなときに活躍してくれるのがレントゲンです。

■レントゲン写真の黒いところと白いところ

レントゲン撮影をした写真を見ると、白い部分と黒い部分があるのがわかると思いますが、X線が通過した部分は黒くなり、通過しないところは白くなっています。レントゲン写真で白く映るものは、薬剤や銀歯(金属)などの人工物や骨、歯牙などです。黒く映るのは、脂肪や筋肉、皮膚などです。

■レントゲン撮影をしてわかること

レントゲン撮影では主に下記のようなことがわかります。

①虫歯の進行状態

②歯の神経(根)の健康状態

③顎関節の健康状態

④骨の状態

⑤被せ物や詰め物の適合性

レントゲン撮影では、肉眼で見ただけではわからないところまで見られるので細かい情報がわかります。レントゲン撮影を行うことで、正確な診断および治療ができるようになります。歯の根の状態確認では、根管治療によって入れた薬がしっかり入っているかどうかなども確認できますし、インプラントを入れた方であれば、骨吸収されていないかなどの状態も確認できます。また、パノラマレントゲンなどの場合、親知らずの状態まで把握できるので、抜歯が必要かどうかなどの判断材料になるほか、子供の乳歯から永久歯への生え変わりの状態も見ることができます。

■最後に

レントゲン撮影で何がわかるのかを少しでも知っておくことで、歯科医院で説明される話も理解しやすくなるのではないでしょうか?レントゲン写真を見て気になる箇所や不安なことがあれば、歯科医師や歯科衛生士に聞いてみてくださいね。