歯石のお話

 

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です!

前回の記事では、歯垢(プラーク)のお話をしましたが、今回はその歯垢が石灰化した歯石のお話をしていきます。前回の記事を合わせてぜひ歯の健康を守るための参考にしてくださいね。

■歯石とは?

歯垢(プラーク)が、歯の表面に付着したネバネバした白色(黄白色)をした細菌の塊をさすのに対し、歯石は、そのプラークが固まって石灰化したものをさします。主に歯と歯茎の境目や歯間部に付着します。プラークは、食後4〜8時間ほどで生成されてしまうといわれているため、毎食後に歯磨きを行うことで予防できますが、セルフケアを怠りプラークを放置してしまうと2〜3日ほどで石灰化し、歯石へと変化してしまいます。

■歯石はブラッシングでは除去できない!

プラークを放置し、歯石へと変化してしまうと、歯ブラシを使ってブラッシングするだけでは落とすことができなくなります。歯石自体にプラークのように歯や歯茎を病気にしてしまう細菌はありませんが、ザラザラとした表面でプラークが付着しやすい性質をもっているため、プラークがどんどん付着し、歯周病の進行を招いてしまうリスクがあります。歯石を放置するとお口の中だけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼしてしまうため、歯科医院でしっかり歯石除去してもらう必要があります。

■大切なのは歯石を作らせないこと

歯石は一度歯に付着すると自力で落とすことはできず、歯科医院で綺麗にしてもらう必要があり、患者様自身の負担も大きくなります。大切なのは歯石を作らせないことです。そのためには、プラークの段階でしっかり綺麗にしておくことが重要になります。毎日のセルフケアと一緒に、歯科医院での定期検診を受けることで予防効果を高められます。

■最後に

毎日の歯磨きを大切に、歯科医院での定期検診も受けるようにしましょう。

定期検診を受けることで病気の早期発見早期治療にもつながり、健康維持につながります。