歯ぐきから血が出るのは「いつものこと」?毎日の洗面所でのサインを見逃さないコツ

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。

朝の洗面所で歯を磨いているとき、ふとうがいをした水に血が混じっていた経験はありませんか?
「ちょっと磨きすぎたかな?」「いつものことだから大丈夫」と、そのままにしてしまう方も多いかもしれません。
しかし、実はその出血はお口の中からの重要なSOSサインである可能性が高いです。

今回は、見逃しがちな歯ぐきからの出血について、その原因と毎日のチェック方法をご紹介します。

■歯ぐきからの出血は「お口のトラブル」のサイン

まず知っておいていただきたいのは、健康な歯ぐきは、通常のブラッシング程度で出血することはないということです。
出血があるということは、お口のトラブルのサインであることがほとんどです。

歯ぐきから血が出る主な原因は、プラーク(歯垢)の中に潜む細菌による「炎症」です。歯と歯ぐきの境目に汚れがたまると、細菌が毒素を出し、歯ぐきが赤く腫れて弱くなります。その弱くなった組織にブラシが触れることで、簡単に出血してしまうのです。これを放置すると、歯を支える骨が吸収されて(溶けて)しまう「歯周病」へと進行する恐れがあります。

■洗面所でチェックしたい「お口の危険信号」

毎日のブラッシングの際、鏡の前で以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。

  1. 歯ぐきの色を確認する
    健康な歯ぐきは薄いピンク色をしていますが、炎症が起きていると赤色や赤紫色になります。鏡を見て、ご自身の歯ぐきが以前より赤くなっていないか確認してください。
  2. 歯ぐきの形を見る
    引き締まっているか、それともぶよぶよと腫れたようになっているかを確認しましょう。歯と歯の間の三角形の隙間が、腫れによって埋まっているように見えるときは注意が必要です。
  3. 出血の有無と場所
    特定の場所からいつも血が出る場合は、そこに汚れが溜まり、炎症が進行している可能性が高いといえます。

■歯周病は「沈黙の病気」だからこそ早めの受診を

歯周病は、初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
そのため、出血を「よくあること」と見過ごしてしまうと、気づいたときには手遅れになっていた、というケースも少なくありません。

「痛くないから大丈夫」と過信せず、出血に気づいたときこそ、プロのケアを受けるベストなタイミングだと捉えましょう。
歯科医院での定期的な検診は、将来1本でも多くの歯を残すための、大切なケアとなります。

■保険診療で受けられる歯のメンテナンス

歯ぐきの腫れや出血などの症状がある場合、健康保険を適用して検査やクリーニング(歯石除去)を受けることができます。

歯科医院では、専用の器具を使って、セルフケアでは落としきれない歯石や細菌の塊を取り除きます。
毎日の丁寧なセルフケアと、歯科医院での専門的なケアを組み合わせることで、多くの場合は数週間で歯ぐきの状態が改善し、出血も収まることが期待できます。

■まとめ

歯ぐきからの出血は、身体が発信している大切なサインです。毎日の洗面所でのチェックを習慣にし、少しでも異変を感じたら早めに歯科医院を受診しましょう。放置せず適切なケアを続けることが、一生涯おいしく食事を楽しむための土台となります。

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