だらだら食べるのは危険!
こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。
■だらだら食べはどうして虫歯ができやすい?
虫歯は虫歯原因菌が出す酸によって歯の表面のエナメル質からリンやカルシウムが溶かされる(脱灰)ことで起こります。しかし、人間のお口の中は酸性に傾いた口腔内が食後しばらくすると唾液の持つ中和する働きによって徐々にpHが元に戻る(再石灰化)仕組みになっています。常にだらだらと時間をかけて食べ続ける『だらだら食べ』をしていると、脱灰に再石灰化が追い付かず、お口の中が酸性に傾いた状態が続くため、虫歯ができやすくなってしまいます。
■間食の摂り方
3食以外に何度も間食をしたり、チョコレートや飴などのお菓子を長時間お口の中で舐めたり溶かしたりしていると、脱灰の時間が長くなってしまい虫歯のリスクはどんどん高まります。大人はもちろんですが、特に乳歯や生えたばかりの永久歯は歯質も弱いので、さらに虫歯のリスクが高くなります。
間食を摂るときは、何度も分けて食べるのではなく、時間を決めて一度にまとめて食べるように心がけましょう。ご飯を食べたり間食を摂った後は、できるだけその都度歯磨きをするのが理想です。しかし、毎回歯磨きをするのは大変…という人も多いと思います。そういった人は食後にお水やお茶を飲んでお口の中をゆすいであげましょう。洗い流すだけでも食べカスが蓄積されるのを軽減できます。
■どんなおやつを食べるかも大切
時間を決めて食べるからといって食べるものにまったく気を使わないと虫歯のリスクは高くなってしまいます。ケーキやチョコレート、クッキーなど糖分の高いものを高頻度で摂取すると虫歯になりやすくなるので、そういったおやつはご褒美として、日々のおやつはするめや無塩のナッツ、昆布など、虫歯になりにくいものを選ぶように心がけましょう。
■就寝前の歯磨きは必須!
食後の歯磨きが難しい人でも、就寝前の歯磨きは必須です。寝ている間は唾液の分泌が減ってしまい、再石灰化ができない状態になってしまうので、寝る前は必ず歯磨きをしてプラークを綺麗に除去してあげることが重要です。
■まとめ
だらだらと長い時間おやつを食べていた人はこれを機に食べ方を見直してみましょう。