歯垢(プラーク)と歯石の違い

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です!

みなさんは歯垢(プラーク)と、歯石の違いをご存じでしょうか?コラムを読んでいたり、歯科医院で指導を受けたりする際によく耳にする言葉かと思いますが、その違いを知らない人は意外とたくさんいるのです。

■歯垢とは
別名プラークとも呼ばれているものです。歯の表面を触った際にねばつくことがあります。これがプラークと呼ばれるもので、食事をした後に時間をかけず、4〜8時間程度で作られてしまいます。ですので、プラークを制御するためには、食後の歯磨きがとても重要です。

■歯石とは?
簡単に言ってしまうと、プラークがさらに進行した状態になります。

お口の中で生じたプラークが唾液中のカルシウムやリンと結びつき、歯と歯の隙間や歯ぐきの間で、石灰化した状態の、硬いかたまりをさします。表面はザラザラしているのが特徴であるため、歯石ができてしまうと、さらにその上にプラークがつきやすくなってしまい、悪循環になります。

歯石は虫歯や歯周病のリスクを増加させてしまうため、プラークの段階でしっかり除去しておくことがとても大切です。

■効果的にプラークを除去するには?

①食後の丁寧な歯磨きやケア

冒頭でも説明したように、プラークを発生させないためには、食後時間をおかずに歯磨きをすることが重要です。プラークが発生するのは食後4〜8時間なので、遅くとも食後3時間以内には歯磨きをするように心がけましょう。また、磨き方もとても大切です。1本1本を意識して小刻みに動かしながら丁寧に磨きましょう。

毎日使用する歯磨き粉はフッ素入りのものを選びましょう。フッ素は虫歯原因菌となる酸の排出を抑え、歯質を強化してくれる働きがあります。毎日継続して使うことで予防効果を発揮してくれますよ。

②定期検診およびクリーニング

毎日のセルフケアにくわえて、歯科医院での定期検診も心がけましょう。自分だけではやはり汚れを落とし切ることはできません。歯科医院でお口の中をプロに診てもらい、定期的にクリーニングを行うことで磨ききれなかった箇所を綺麗にしてもらうことができます。