お口を潤す唾液の力と分泌を促すコツ
こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。
日常の中で、唾液がどんな役割を果たしているのか考えたことはあるでしょうか。実は、私たちが何気なく分泌している唾液には、お口や体の健康を支える大切な働きがあります。
今回は、天然のバリアとも呼ばれる唾液のメリットと、お口を潤すために日常生活で取り入れられる具体的な方法をご紹介します。
■知っておきたい唾液のメリット
唾液には、お口の中の汚れを洗い流す「自浄作用」があり、むし歯や歯周病の原因となる細菌が増えるのを防いでいます。さらに、お口の中を中性に保ち、酸によって溶けかけた歯を修復する「再石灰化」を促す役割もあります。そのため、唾液が少なくなりお口が乾くときは、むし歯のリスクが高まりやすくなります。
また、食べ物をスムーズに飲み込んだり、味を正しく感じたりするためにも唾液は欠かせません。お口の中の粘膜を保護して傷つきにくくする働きや、食べ物の消化を助ける役割もあります。
このように、健康的な生活に欠かせない多くのメリットがあるからこそ、日頃から意識して十分に唾液を分泌させることが大切です。
■日常生活でお口を潤すコツ
日頃から唾液の分泌を促すために、日常生活の中で意識したいポイントを3つご紹介します。
・よく噛んで食べる
食事のときによく噛んで食べることが大切です。噛む刺激が脳に伝わると、唾液の分泌が活発になります。一口につき30回を目安によく噛むのがおすすめです。
・こまめな水分補給
水分補給もお口の潤いを保つ助けになります。一度に大量に飲むのではなく、少しずつ回数を分けて飲みましょう。ジュースやカフェインを含む緑茶・コーヒーではなく、水や麦茶を選ぶのもポイントです。
・リラックスする時間を作る
リラックスしているとき(副交感神経が優位なとき)は、お口の汚れを洗い流してくれるサラサラとした質の良い唾液が出やすくなります。日頃から意識してホッと息を抜く時間を作ることも大切です。
■隙間時間にできる簡単ストレッチ
日常のちょっとした時間にできる、唾液腺を刺激するストレッチを取り入れるのもおすすめです。
例えば、舌を動かす運動があります。お口を閉じた状態で、舌の先で歯の表面をなぞるようにぐるりと1周回してみましょう。時計回りと反時計回りをそれぞれ10回ずつ行うだけで、お口の周りの筋肉が刺激されて唾液が出やすくなります。
また、耳の下や顎の下を優しく指先でマッサージするのも効果的です。テレビを見ているときや入浴中など、隙間時間に試してみてください。
■まとめ
唾液にはお口を清潔に保ち、病気から守るための大切な働きがあります。よく噛む食事やこまめな水分補給、簡単なストレッチを習慣にすることで、お口の潤いを維持しやすくなります。むし歯や歯周病などのリスクを抑え、お口全体の健康を守るために、まずはご自身が始めやすい習慣から日々の生活に取り入れてみてください。


