子どもの歯を守る「フッ素」と「シーラント」の効果と始めるタイミング
こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。
生えたばかりの子どもの歯(乳歯や生え変わったばかりの永久歯)は、大人の歯に比べて質が柔らかく、むし歯になりやすいという特徴があります。
「毎日仕上げ磨きをしているけれど、本当に磨けているか不安」
「むし歯になる前に、できることはないのかな?」
そのように心配されている保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、歯科医院で受けられる代表的な2つの予防処置、「フッ素」と「シーラント」について、それぞれの効果や始めるのに適した時期をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■歯質を強くする「フッ素(フッ化物)塗布」
まず一つ目は、耳にすることも多い「フッ素」です。フッ素には、主に3つの働きがあります。
1.歯を強くする:歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい強い歯にします。
2.再石灰化を助ける:溶け出した歯の成分を元に戻す働き(再石灰化)を促進し、初期のむし歯を修復します。
3.菌の活動を抑える:むし歯菌の働きを弱め、酸を作らせないようにします。
【いつから始めればいい?】
下の前歯が生え始める「1歳前後」からスタートできます。 特に、生えたばかりの歯はフッ素を取り込みやすい性質があるため、歯が生えてきたら早めにデビューするのがおすすめです。
ただし、フッ素は一度塗れば終わりではありません。4~6ヶ月に1回など、定期的に塗り続けることで効果が持続します。
■歯の溝を埋めて守る「シーラント」
二つ目は、奥歯の溝を物理的にガードする「シーラント」です。 奥歯の噛む面には、複雑で深い溝があります。ここは歯ブラシの毛先が届きにくく、食べカスや汚れが溜まりやすいため、むし歯の発生源になりやすい場所です。
シーラントは、この溝をあらかじめ歯科用のプラスチック(樹脂)で埋めてしまう処置です。溝を塞ぐことで汚れが入り込むのを防ぎ、むし歯のリスクを減らします。 歯を削る必要はないため、基本的に痛みはありません。
【いつ受けるのがおすすめ?】
最も効果的なのは、奥歯が生えてきたタイミングです。
4~5歳頃:乳歯の奥歯が生え揃ったとき
6歳頃~:「6歳臼歯(最初の永久歯)」が生えてきたとき
特に6歳臼歯は、生えきるまでに時間がかかり、手前の歯より背が低いため磨きにくい歯です。完全にむし歯になる前に、歯がしっかりと生えたらシーラントで守ってあげることが大切です。
■「効果的な組み合わせ」と定期検診が大切
フッ素で歯全体を強くし、フッ素だけでは守りきれない奥歯の溝をシーラントでカバーする。 この2つを組み合わせることで、予防効果をより高めることができます。
ただし、注意点もあります。シーラントは噛み合わせの力で欠けたり、外れたりすることがあります。外れたままにしておくと、段差に汚れが溜まって逆効果になることもあるため、定期的なチェックが欠かせません。
■まとめ
フッ素やシーラントは強力な味方ですが、それだけで「絶対にむし歯にならない」というわけではありません。 毎日の丁寧な歯磨き(仕上げ磨き)と、歯科医院でのプロケア。この2つのケアで、お子さまの大切な歯を守っていきましょう。
フッ素塗布やシーラントは、お口の状態(初期むし歯のリスク等)により健康保険の適用対象となります。「うちの子はそろそろシーラントをした方がいい?」「フッ素はいつから?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
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