八重歯はかわいい?リスクを解説

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です!

 

八重歯はチャームポイントとして捉えられることも多く「かわいい」という印象を持たれてきました。しかし、海外では八重歯は「歯並びが悪い」と捉えられることも多く、さまざまなリスクがあります。

 

■八重歯とは

 

八重歯は、叢生といわれる凸凹の歯並びの一種で、ほかの歯に重なって生えた歯のことを指します。前から数えて3番目の歯(犬歯)で起こることが多いです。一本一本の歯のサイズが大きい人や、顎のサイズが小さい人、歯の本数が多い人がなりやすいといわれています。顎骨に歯が美しく並ぶスペースが十分にない場合、歯が押し出されて八重歯になってしまうというわけです。

 

■八重歯は放っておくとどうなる?

 

①虫歯・歯周病になりやすくなる

八重歯は歯が重なり合っている状態なので、ブラッシングがしにくくなります。汚れを落としきれず、歯垢が溜まりやすい状態になるため、虫歯・歯周病になるリスクも高まります。それだけではなく、重なり合っているところはレントゲンでも映りにくく、トラブルの早期発見が難しくなることも少なくありません。

 

②口内炎ができやすくなる

歯列から歯がはみ出して生えている八重歯は、お口の中の粘膜に接触しやすい状態になっています。粘膜が傷つき、そこから細菌が侵入すると口内炎ができてしまう可能性もあります。特に犬歯は、先が尖っている形態をしているため、粘膜も傷つきやすくなっています。

 

③口臭の原因になる

八重歯が邪魔をして唇を閉じにくくなり、口呼吸になってしまう人もたくさんいます。口呼吸は口腔内が乾燥して、唾液による自浄作用も低下してしまいます。細菌が繁殖してしまい、硫化水素やメチルメルカプタンといった物質が作られ、口臭が発生するリスクが高くなります。

 

④他の健康的な歯に悪影響を及ぼしてしまう

八重歯になりやすい犬歯は、前歯と奥歯を歯ぎしりから守る重要な働きがあります。生え方に異常があり犬歯が正しく機能していないと、周囲の歯に大きな負担がかかり、知覚過敏を引き起こしたり、奥歯が欠けたり割れたりすることがあります。

 

■八重歯は歯列矯正で改善できる!

 

八重歯は、歯列矯正で改善することができます。矯正の方法はいくつかあり、歯並びの状態や生活スタイル等にあわせ、最適な方法を選べます。当院でも歯列矯正を行っておりますので、ぜひご相談ください。

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