セラミックは虫歯の再発が少ない？

こんにちは！中野区にある「都立家政南口歯科」です。

虫歯になってしまった歯は歯科医院で治療して修復できますが、一度治療した歯が二度と虫歯にならないということはありません。むしろ補綴物の下で起こる虫歯には注意が必要です。

本記事では、虫歯が再発する理由と虫歯の再発を軽減できるセラミック治療について詳しくお話しします。

■なぜ治療した歯でも虫歯は再発するのか

虫歯になってしまった場合、歯科医院では虫歯に感染した歯質の一部を削り、削った部分を補うために補綴物（詰め物や被せ物）の装着が行われます。補綴物は、保険診療で行う場合、銀歯や歯科用プラスチックが使用されます。しかし、こういった補綴物は毎日使用しているうちに経年劣化をおこし、補綴物と自分の歯を接合している部分に目で見えないほど小さな隙間が生じてしまいます。虫歯原因菌をはじめとした細菌は、このごくわずかな隙間にも入り込むことができるため、補綴物の下で虫歯が再発してしまいます。

虫歯の再発は別名「二次カリエス」と呼ばれ、稀なことではなく、誰にでも起こりうるリスクです。特に一度治療した歯は、痛みや違和感を感じても「治療した歯だし虫歯ではないだろう」と放置してしまうケースも少なくありません。一度治療をしたことがある歯の虫歯の再発は、通常の虫歯よりも見逃しやすいため、気づいた頃には重度の状態まで進行していたということもあります。一度治療した歯だからといって安心しきらず、まずは再発のリスクがあることをしっかり覚えておきましょう。

■虫歯の再発を減らすためにできること

虫歯の再発を減らすためにはお口の中のケアを毎日しっかり行い、細菌が繁殖しないように注意することはもちろん重要ですが、そもそも治療の際にどんな補綴物を選ぶかということも重要です。

■セラミックは虫歯の再発が少ない

セラミックは銀歯や歯科用プラスチックとは異なり、保険がきかない自費診療ですが、その分メリットが多い補綴物の素材です。天然歯と同じような色や質、艶感や透明感を再現できるなど、審美性に優れていたり丈夫で耐久性があるのはもちろん、虫歯の再発リスクも少ないのが大きなメリットです。

■セラミックで虫歯の再発を減らせる理由

セラミックで虫歯の再発を減らせるといわれる理由を詳しく見てみましょう。

①保険診療と接着方法が違うので隙間がほとんどない

自費診療は保険診療では使用できない素材が使用されますがそれだけではありません。保険診療が「固まらせる」接合方法であるのに対し、自費診療は「一体化させる」接着方法で治療が行われます。自費診療のみ適用できる接着方法により、天然歯と補綴物の接合部分の隙間がほとんどなくなるため、細菌が入り込むリスクが格段に減ります。

②細菌が付着しにくい素材でできている

セラミックは表面がなめらかでつるつるとした素材なので、細菌や水分を吸収しにくく着色もしにくいという特徴を持っています。素材そのものが虫歯に耐性のある強いつくりなので、虫歯の再発リスクも軽減されます。

■最後に

いかがでしたか？セラミック治療は保険診療と比較すると治療費は少々高額になりますが、得られるメリットを考えると一生で見た時、医療費軽減につながります。これまで保険診療だけを選択してきた人も、ぜひセラミック治療を選択肢のひとつとして考えてみてください。当院でもセラミック治療を行っておりますのでぜひご相談ください。