乳歯に関するお話。よくある悩みを解決

 

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です!

お子さまの乳歯がなかなか生えてこなかったり、抜けなかったりすると不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、お子さまの乳歯に関するお話をしていきます。

■乳歯はいつ頃生え揃う?

子供のときに生える「乳歯」は、全部で20本生えてきます。大体2歳半頃までには20本の歯が生え揃うといわれていますが、お子さまの成長によっても変わってきます。ですので、3歳になる頃にまだ生え揃っていない状態でも心配はいらないでしょう。

歯科医師に相談する目安は4歳です。4歳になっても20本の歯が生えそろわない場合は、歯科医院にお子さまと一緒に行きましょう。

■乳歯は虫歯になりやすいですか?

子供の乳歯は、永久歯よりも虫歯になりやすいと言われています。永久歯よりも歯質が柔らかいため、酸に溶かされやすく、虫歯のリスクは高くなります。すぐに神経にまで侵食してしまうので、早期発見早期治療が重要になります。また、虫歯による痛みも引いたり、発症したりと一貫していないため、見過ごしてしまうこともあります。お子さま自身の訴えがなくても仕上げ磨きのときや食事の際に食べ方を観察してあげることがとても大切です。特に子供は大人のように痛みの感覚は未発達の状態なので、自分では気づきにくくなってしまいます。

乳歯はいずれすべて抜けて永久歯に生え変わるため、「虫歯になっても大丈夫」と考えてしまう人も少なくありませんが、これは間違った捉え方です。乳歯の健康は永久歯の健康に直結してきますので、しっかり乳歯の健康を守ってあげましょう。

■乳歯が抜けないのですが大丈夫でしょうか?

永久歯が生えてくる準備が整うと、乳歯は自然と抜け始めます。とはいえ、乳歯が抜け切らないうちに永久歯が生えてきてしまうことや、なかなか乳歯が抜けず、びくともしないということがあります。こういった相談は歯科医院に寄せられることも多く、不安に思う保護者の方も多いようです。乳歯がなかなか抜けない場合は、麻酔をして乳歯を抜歯する必要があります。不安を感じたら放っておかずに、まずは歯科医院で診てもらうようにしましょう。

■乳歯のケアはどうすればいい?

食後にすぐ歯磨きをする、ということをなるべく習慣付けましょう。最低でも1日1回は歯磨きをして汚れを綺麗に落とすことが大切です。さらに、虫歯になりやすい食事はなるべく避けて、歯科医院での定期検診もしっかり行いましょう。

■最後に

お子さまの乳歯を守るためには、保護者のサポートが欠かせません。お子さまの健康的な未来のためにしっかり歯を守ってあげましょう。