夏の虫歯に要注意
こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です!
夏はイベントごとも多く、一年のなかでも楽しい季節ですが、虫歯に注意しなければならない時期でもあります。この記事では、夏の虫歯について注意点や予防方法を解説していきます。
■夏は虫歯が増える!?
夏は一年のなかでも特に虫歯が増えるといわれています。暑い日が続き、スポーツドリンクを飲んだりアイスを食べる機会が増え、お口の中が酸性になりやすく、免疫力自体もさがります。お口の中が酸性になると虫歯にとっては好都合の環境になり、虫歯のリスクが大きくなります。
また、飲食物だけではなく、夏はエアコンの使用頻度も高く、室内と室外の気温差も激しくなります。この気温差は自律神経の乱れに影響し、免疫力を低下させる要因のひとつとなります。このような理由から、夏は十分虫歯に注意して生活する必要があるのです。
■飲み物のpHに注意
みなさんは「pH」という言葉をご存知でしょうか?pH7は中性で、この数より数字が小さくなると酸性度が高くなってしまいます。一般的にpH5.5以下の液体に歯をつけてしまうと、歯のエナメル質が溶け始めるといわれており、エナメル質が溶けると、虫歯になりやすくなってしまいます。ですので、虫歯を予防するためには毎日飲む飲み物のpHを気にすることも大切です。
下記は一般的な飲み物のpHの値です。
水:pH7(中性)
コーヒーやお茶:pH5(少々酸性)
オレンジジュース:pH4(酸性)
コーラ:pH2.2(強い酸性)
スポーツドリンク:pH3.5
これだけ見てもらってもわかるように、水やお茶以外の飲み物はいかに虫歯になりやすいかがわかります。暑い夏は、熱中症対策のためにも水分補給は必須ですが、しっかりpHを考えて歯に良い飲み物を選び、虫歯のリスクを減らしましょう。
■夏の虫歯を防ぐためにできること
・こまめにお水やお茶を飲んで水分補給するように心がける
・炭酸飲料やアイスなどをお口に入れた後はできるだけ歯磨きをする
・体温調整しやすい服装をする
・ダラダラ飲み食べするのをやめて時間を決める
■まとめ
夏は厳しい暑さが続き、熱中症対策にも十分気を配る必要があります。しかし、同時に虫歯を予防していくことも大切です。特にお子さまの水分補給としてスポーツドリンクを飲ませる親御さんは多いかもしれませんが、この記事で説明したようにpHの値が高いので飲ませすぎには要注意です。