セラミックは割れやすいというのは本当?耐久性を左右するのは…

こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。

「セラミックって見た目はきれいだけど、割れやすいんじゃないの?」と不安に思ったことはありませんか?確かに、セラミックは陶器のような素材で、衝撃に弱いイメージを持たれがちです。しかし実際には、正しく選び、正しく使えば長持ちするのがセラミックの特徴です。

今回は、セラミックの耐久性を左右するポイントについてお話しします。

■ セラミックが割れてしまう原因とは?

セラミックが割れる原因の多くは、「素材そのものの強度」よりも、「噛み合わせ」や「使い方」にあります。たとえば、歯ぎしりや食いしばりが強い人が適切な対策をしないままセラミックを入れると、過剰な力がかかって欠けたり割れたりしやすくなります。また、精度の低い型取りや接着が原因で、力のかかり方が偏ると、これも破損のリスクにつながります。つまり、割れてしまった=セラミックそのものが悪いとは限らず、「設計」「材料の選定」「メンテナンス」が重要なのです。

■ 耐久性の高いセラミック素材とは?

一口にセラミックと言っても、実はいくつか種類があります。

たとえば、

ジルコニア:非常に硬くて強度が高く、奥歯など力がかかる部位に適しています。
e.max(イーマックス):審美性が高く、前歯や見た目を重視したい部位におすすめです。

それぞれに適材適所があり、患者さまの噛む力や生活習慣に合わせて選ぶことが、長持ちのカギになります。

■ セラミックを長くもたせるには?

耐久性を上げるには、装着前の診断と設計段階がとても重要です。当院では、治療前に噛み合わせや咬合力のチェックを行い、必要に応じてマウスピース(ナイトガード)のご提案もしています。

さらに、歯ぐきの状態を整えてから丁寧に型取りをし、精密な接着処理を施すことで、セラミックと天然歯の一体感を高めます。そして、装着後も3〜4ヶ月に1回の定期メンテナンスでトラブルを早期に発見・予防することが、耐久性を大きく左右します。

■ まとめ

「セラミックは割れやすい」と言われる背景には、素材の特性を十分に理解しないまま治療を進めてしまったケースがあるのも事実です。しかし、適切な素材選びと設計、メンテナンスを行えば、セラミックは高い審美性と機能性を両立する、非常に優れた治療法です。

「自分に合った素材はどれ?」「長く使うにはどうしたらいい?」など、気になることがあれば、ぜひ当院にご相談ください。丁寧にカウンセリングを行いながら、患者さまに合った長く使える治療法をご提案いたします。

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