正しく歯磨きできているかどうかチェックするには?
こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。
お口の中の健康は、全身の健康にも大きく影響します。毎日の歯磨きは、虫歯や歯周病を防ぐために不可欠です。しかし、ただ磨けば良いというわけではなく、正しい方法で歯磨きを行わなければ効果は半減してしまいます。本記事では、正しい歯磨き方法のチェックポイントや、歯科健診の重要性について詳しく解説します。
■そもそも正しい歯磨き方法とは
正しい歯みがきを実践するためには、まずは適切な道具を使うことが必要です。
歯ブラシは、毛先が「柔らかめ」か「ふつう」のブラシを選ぶことがおすすめです。硬すぎるブラシは、歯や歯茎を傷める原因になります。また、ブラシの形状は「小さめ」のヘッドを選ぶことで、奥歯や細かい部分も磨きやすくなります。
歯磨きの時間と頻度については、就寝前、起床後、そして毎食後行うのが理想ですが、少なくとも朝晩2回は行うようにしましょう。1回あたりの磨く時間は、各歯を10〜20回丁寧に磨くことが基本です。全体でおよそ5分間を目安にすると良いでしょう。
正しい歯みがきをするためには下記の流れを意識してみてください。
①歯ブラシを歯に対して45度の角度で当てて優しく円を描くように外側の面を磨きます。
②①と同様にして内側の面も磨きます。この時歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目に当たるようにしましょう。
③咀嚼面、特に奥歯の噛む面は、前後に動かしながらしっかり毛先を当てて磨きます。
④最後に舌用ブラシを使用して舌も優しく磨くことで、さらに口腔環境を良くすることができ、口臭予防につながります。
■歯磨きのセルフチェックポイント
毎日の歯磨きが本当に正しく効果的にできているかどうか、定期的に鏡を使って確認してみてください。
歯の表面が白くなっていたり、歯間に食べかすが残っていませんか?また、自分の口臭を確認するのは難しいですが、口臭が気になる場合は歯みがきが不十分である可能性があります。特に朝起きたときに口臭を感じる場合は、寝ている間に細菌が増殖していることも考えられます。
歯磨きを正しく行えているか確認するためには、下記のチェックリストを参考にチェックしてみるのもおすすめです。
1. 毎日2回以上歯磨きをしている
2. 歯ブラシを正しい角度で使っている
3. 歯と歯の間をフロスまたは歯間ブラシで掃除している
4. 歯磨き粉を適量使っている
5. 歯を舌や指で触った際にヌルヌルしていない
歯茎の色や腫れの有無も大事なチェックポイントです。健康的な状態かどうかを一緒にチェックしておきましょう。
■歯科医院で定期的に診てもらおう
自分の歯磨きが正しく行われているかどうかを確認するためには、定期的な歯科健診が欠かせません。プロの歯科医師・歯科衛生士によるチェックは、自分では見落としがちな部分もしっかり診てもらえるので、歯科疾患があった場合も早期発見につながります。虫歯や歯周病を初期段階で発見することで重症化を防ぐことができ、結果的に治療にかかる時間や医療費の削減、お口だけでなく全身の健康維持にもつながります。
また、歯科健診では、プロによるクリーニングも行われます。日々の歯磨きでは落としきれない汚れや歯石を除去してもらえるだけでなく、歯がツルツルになり、爽快感も感じてすっきりします。3ヶ月〜半年に1回は歯科検診を受けるようにしましょう。
■まとめ
正しい歯磨きと定期的な歯科健診は、健康な口腔環境を維持するために欠かせないことです。セルフケアとセルフチェックを行いつつ、歯科検診も定期的に受けることで虫歯や歯周病を未然に防ぐことができます。これまでの口腔ケアを見直し、健康な歯を保つための努力を続けていきましょう。