“安く済ませた歯”は、あとで高くつく?
こんにちは!中野区にある「都立家政南口歯科」です。
「とりあえず保険で…」と治療を受けて、後からこんなはずじゃなかったと思ったことはありませんか?歯の治療は、治して終わりではなく、その後の使い心地も大きな差になります。
今回の記事では、治療の費用を「安く済ませる」ことで、結果的に高くついてしまうかもしれない理由についてお話しします。
■ 安く治したはずの歯が、なぜすぐ悪くなる?
保険治療では使える材料や工程に制限があります。たとえば、詰め物や被せ物に使う素材は金属や硬質レジンなどが中心です。初期費用は抑えられますが、これらの素材は時間とともに劣化しやすく、歯との間に小さな隙間ができやすいという特徴があります。その隙間に汚れや細菌が入り込むと、前に治療した場所がまた虫歯になる「二次う蝕」が起こりやすくなってしまうのです。再治療を繰り返すことで、どんどん歯の寿命は短くなっていきます。
■ 自費治療はなぜ選ばれるのか
一方、自費治療ではセラミックやジルコニアといった、変色や劣化が少なく、歯にぴったりフィットする高精度な素材を使うことができます。さらに、治療時間もゆとりをもって確保できるため、歯ぐきの状態を整えたうえでの型取りや、細かい噛み合わせの調整など、長くもたせるための処置が丁寧に行えます。素材の質だけでなく、工程全体の質が高まるのが自費治療の大きなメリットです。
■ 結局、どっちが高くつくの?
「保険の方が安く済む」と思って選んだ結果、3年後に再治療→さらに歯を削る→神経を抜く、となっていくと、最終的にインプラントや入れ歯が必要になるケースもあります。つまり、「その場の費用」は安くても、「生涯でかかる治療費」はむしろ高くなるリスクがあるのです。最初に自費治療を選んでおけば、再治療の回数を減らせるため、歯も守れて、結果的に経済的になる可能性もあります。
■ 後悔しない選択をするために
私たち歯科医師が「自費治療をおすすめします」と言うのは、治療の精度と持ちがまったく違うからです。数年後に「やっぱり自費にしておけばよかった」と後悔される方も、実際に少なくありません。今ある歯をこれ以上失わないためにも、「何を優先したいか?」を考えて、治療法を選んでみてください。
■ まとめ
安く済ませた歯が、のちのち高くつくことは意外と多いものです。「見た目」や「耐久性」、「再治療のリスク」など、先を見据えた治療を選ぶことで、将来の負担を大きく減らすことができます。
治療法についてご不安がある方は、当院にお気軽にご相談ください。じっくりお話を伺いながら、納得のいく選択ができるようスタッフ一同全力でサポートいたします。
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