インプラント

インプラント治療についてはこちらの動画をご覧ください。

実はインプラントは紀元前から使われています。

1931年中南米ボンジュラスで貝殻で作られた歯が埋め込まれた顎の骨がみつかっています。しかし貝殻は骨の中で安定はしませんでした。その後も鉄、金、エメラルド、アルミニウムなど試されましたが、なかなか骨としっかり結合するものはありませんでした。

しかし1952年、スウェーデンの科学者がチタンと骨の結合性を発見しました。現在のチタンを使用したインプラントはこの時から始まりました。

インプラント治療

皆さんは、インプラント治療と聞いてどういうイメージを持ちますか?
初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。

インプラントは、医療目的で体に埋め込む器具を総称する言葉です。

インプラントとは

失った歯の歯根の代わりに、顎にチタン製の人工歯根を埋め込む治療のことを『デンタルインプラント』と呼んでいます。

そして、インプラントを埋め込んだ後、人工の歯を被せます。

大きなメリットは、健康な歯を削ることなく、しっかり固定でき、天然の歯と噛む感覚は変わらないことです。

インプラント治療のメリット

  • ブリッジのように、他の健康な歯を削ったり痛めたりすることなく噛み合わせを回復できる。
  • 入れ歯のように、他の歯にバネをひっかけるなど、負担を増やすことなく、噛み合わせを回復できる。
  • ご自身の歯に非常に近い感覚で、これまで通り噛むことができる。
  • 歯を失った部分の骨の退縮を抑制し、骨を保存することができる。

歯が抜けたままにすると?

歯が抜けたままの状態で放置すると、

  • 抜けた歯と噛み合っていた歯が、空いた隙間に向かって伸びてくる。
  • 抜けた歯の両隣の歯が傾いてくる。
  • 抜けた歯の周辺の歯が動くことにより、噛み合わせが悪くなる。
  • 抜けた歯の周りの歯茎が痩せて、位置が下がる。

このように段階的に症状が出てきます。

これだけではありません。歯並びが悪くなることで肩こり等の体の不調、歯茎が痩せていくことによる顔の輪郭の変化、正しく噛むことができないことによる消化器官への負担増。色々弊害がでてきます。

歯は上下合わせて28本。親しらずを含めると32本。

たった1本と思うかもしれませんが、歯はそれぞれに役割を持っているので、1本欠けるだけでも体のバランスにも影響を及ぼしかねません。

1本歯が抜けたくらいでは日常生活に支障をきたさない、特に問題はないと思っている方も、放っておくと思わぬところに影響が出る可能性もあります。また、一度体に弊害が出てきてしまうと治療が大掛かりになり治るまでに時間がかかってしまいます。

そうならないためにも早めに歯科医院へ相談に行きましょう。

当院のインプラント治療

患者様がインプラントを希望されている状況でも、実際に口腔内の状態を検査してみると、必ずしも全てにおいてインプラントが最適だというわけではありません。当院では、患者様の現在の状態をしっかりと精密に診査・診断した上で治療の選択肢を複数ご提示いたします。決して無理に一つの治療方法を強くお勧めすることはありませんのでご安心ください。

ストローマンインプラントを採用

当院では「ストローマンインプラント」を採用しています。ストローマンインプラントは、世界シェアNo.1のインプラントメーカーで、高級時計産業が盛んなスイスの工場で、厳格な品質管理のもと製造され、長期的に優れた臨床成績(インプラントが長期に渡り口腔内でインプラントが健康な状態で機能すること)が報告されています。 

ストローマンインプラントについて ≫

大まかな治療の流れ

1.カウンセリング

治療について、治療のおおよその期間、治療にかかる費用などについて、詳しくご説明いたします。

2.精密な診査・診断

インプラント治療を成功させるために、現在のお口の中の環境、虫歯や歯周病などの状態などについて精密に検査いたします。また、虫歯や歯周病、噛み合わせやあごの骨の状態に問題がある場合は、それらの治療を優先して、先に行う必要があります。

3.治療計画の説明

インプラントを埋め込む本数や、あごの骨の硬さ、インプラントを埋入予定の位置などによって、治療方法も変わってきます。綿密な治療計画を立て、治療計画について詳しくご説明いたします。

4.インプラント埋入

埋入手術は30~60分程度です。※インプラントを埋入する本数により異なります

5.インプラント定着のための期間

インプラントと骨がしっかり結合するには、上あごで4~6か月、下あごで2~3か月程度の期間が必要です。

6.人工歯装着

あごの骨と結合したインプラントに支台装置を装着し、人工歯を製作します。人工歯完成までは仮歯を使用します。

7.術後の経過観察

仮歯の状態で経過観察をします。必要に応じて細かな調整を行い、人工歯の装着へと移行します。

8.定期メンテナンス

定期的にインプラントのメンテナンスを行います。インプラントを少しでも長持ちさせるためには、毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

説明用動画